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この年になれば誰だって

来年は42歳。ものすごく健康的な人をのぞけば、このぐらいの年になると、大抵の人は一つや二つの持病を抱えているのじゃないだろうか。
たとえ明確な診断が下されていなくても、あそこが弱い、ここがちょっと、なんていう症状はあるのではないか。
そういう人は、それこそ「一病息災」で、ちょっとした変化に気付く確率が高い。

怖いのは、健康という事に慢心している場合だ。
特に健康的な生活を心がけている訳でもなく、何もしていないけど、大丈夫、人間自然が一番よ!
美味しい物も食べられない人生なんて、長生きしたってつまらないわ。それにストレスをためない方が体にもいいのよ。
というヒトが、ある日突然、重篤な病の、それも末期になってやっと症状が出て、初めて自分が病に侵されている事に気が付く。

ストレスをためて好きな事を一切断ったあげく「自分の人生、良いことなど一つもなかった」とぼやく人や、「健康の為なら死んでもいい」という本末転倒な健康オタクはどうかと思う。
極端なことはやらず、かといって自堕落過ぎず、自分の体調の変化を見逃さず。それくらいの適当さが一番なんじゃないだろうか。

昨夜から左下腹部がシクシクと痛み、それは先ほど正午過ぎまで続いた。
帝王切開の際に腸の一部が妙な形で癒着してしまったらしく、昔はこの部分が頻繁に、特に冬場は傷んでいた。
最近は、バセドーの影響もあってか、腸に刺激を与えるようなものが出る事がほとんどなく、痛みを感じる事は稀だった。
先日の検査結果で、甲状腺ホルモンの数値にあまり変化がみられなかったため、投薬量が増えた。
増えてから一週間ほどたつのだが、そのせいかしらないが、かなり根性のあるものが腸をゴリゴリとやりながら通過していく。
あちらを立てればこちらが立たず。
子宮筋腫と卵巣嚢腫は、一年間の投薬治療、その後半年の観察では変化なしで、経過観察も半年に一度となったので、こちらの心配が減ったのはありがたかった。
最初は、取っちゃおうか、という話も出ていたのである。
まあ、取るならとるで、開腹ついでに腸の不具合もなんとかしてもらえたかもしれないのだが、ホルモンやら何やらでさらに不調が生じるのは簡単に予想がつく。

色々な病を抱えてはいるが、何とか体調をキープしていられるのは、チェリの存在だ。
夫が聞いてきた話では、和犬は自宅で大小をするのが苦手で、半径50m以上離れた場所でないとやらないのだという。
朝の担当は夫なので、夕方の散歩は私か結芽子となる。
ほぼ毎日、30分~1時間のウォーキングをすることにになり、これが「適度な運動」になっていることは間違いない。

ここ数か月で、近縁の比較的若い人間や、遠縁の十代の青年が、立て続けに突然死で亡くなった。
従兄は五十代で、頭は…だが、体育学部か何かを出ている位なので体力は人並み以上にあったのだが、自堕落な生活がたたり、糖尿病性ショック死、とかいう聞きなれない原因で死亡した。直接の死因は心不全である。
伯父曰く「なまじ体力があったため、限界まで異常に気が付かなかったのでは」との事だった。
糖尿病の症状といえば、網膜剥離・四肢の壊死・急激な体重の低下などが思い浮かぶが、それらの症状が出る前に、心臓に来てしまったらしい。
伯父も伯母も、こうなる前に、若いうちにこの息子は手放すべきだった、と私は思っている。
可愛い可愛いで手元に置き、五十になるまで定職に就かず、ニートをこじらせてしまっていた。

遠縁の十代の青年に関しては、悲劇としか言いようがなく、これは誰にも予見できなかったろうと思う。
大学受験の勉強の為、部屋で机に向かっている状態で心停止していたのだという。
親は相当自分自身を責めているだろう。
母親は「丈夫に生んであげられなかった」「自分の体力の弱さが遺伝したのでは」「もっとしっかりとみてあげていれば」云々と思い詰めているのではないか。
遠縁故に、伝え聞いた話しかわからないが、この家は教育熱心ではあったが過保護ではなかったろうと思う。
やるべきことをやり、きちっと育てていたのだろうと思う。
ただ、運が悪かったのだ。

来年も一病息災で、適当に生きていきたい。
by denjiroo | 2011-12-28 13:30 | 日記

これまで、日々の雑感を書いておりましたが、鑑定士になりましたので伊勢流五行陰陽学に関連することも書いていきたいと思います。


by denjiroo
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