人気ブログランキング | 話題のタグを見る

猫を看取る

今朝、一時半頃に大きな鳴き声でみーちゃんが鳴いた。そろそろ寝ようと思っていたのだが、なんとなく不安になり、それから30分毎に見に行く。
二時半にもう一度、繰り返し鳴き始めるも、段々と弱弱しい声になった。もう一度、生きている事を確認して寝る。
母は四時頃に起きて、ケージの中にある段ボール箱を外に出し、中にいるみーちゃんがまだ生きている事を確認。
私は七時、八時、と目は覚めるものの、ベッドから出られず、九時にやっと実家の居間を覗くと、みーちゃんは、弱弱しくも、踏み踏みをやっている。
赤ん坊に戻ったかのようだ。そうして、母と私が見つめる中、何度か大きく喘ぎ、九時五十五分頃、とうとう息をしなくなった。

こんな風に、猫が亡くなるのを看取るのは初めてである。大抵は、人間が寝静まった頃に、そっと死んでいるか、病院で死んでいる。
放浪の旅に出たブンを除けば、そんな感じ。

学研でパートをしていた頃、営業の男性で、ものすごい愛猫家がいたのだが、その人が当時飼っていた猫は、営業さんの腕の中で、腕枕で死んでいったという。そんな猫は後にも先にも、その猫だけだったと、感慨深げに話していた。

猫が死期を悟って身を隠すというのは、本当は体が弱っている時に、敵に襲われないように身を隠すため、という話は、よく知られるようになったと思うのだが、それでも、家で飼い主が見守る中、息を引き取るというのは珍しいようだ。

雨戸が開いてなかったから、と、隣の家の未亡人が様子を見に来た。隣同士、未亡人同士で、互いに気にかけている間柄だ。
慌てて家中の雨戸を開けて回っていたら、二階の母のベッドの上で5匹が猫団子を作っていた。こいつらは全員家族である。みーちゃんとは血縁はない。
それでも先住猫の異変に配慮して、昨夜から今朝までずっとおとなしくしていた。いつもなら深夜に運動会が必ず開催されているのに。
息を引き取るみーちゃんを、ラブがジッと見つめていた。



by denjiroo | 2018-12-05 11:01 | 日記

これまで、日々の雑感を書いておりましたが、鑑定士になりましたので伊勢流五行陰陽学に関連することも書いていきたいと思います。


by denjiroo
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31